年商13億円工務店が導入「AIパース『real shot』」月2件成約を実現

建築業界の営業・提案プロセスに劇的な変化をもたらすAIツールが本格展開を始めました。株式会社ARTISTIQUEが開発した「real shot」は、従来の汎用AI画像生成ツールの欠点を克服し、建築現場で実際に使える実務ツールとして機能しています。導入企業からは「月2件の成約獲得」「他社に知られたくない競合優位性」といった、ビジネスインパクトが報告されており、建築業界の働き方改革と営業効率化を同時に実現する可能性が注目されています。

なぜ汎用AIは建築現場で「使えない」のか

ChatGPTなど生成AIの進化により、設計業務の効率化への期待は高まっていました。しかし建築現場では想定外の課題が顕在化していました。

既存のCADソフトは図面の正確性には優れる一方で、顧客を引きつけるプレゼンテーション資料(パース)の作成には外注費や高額な専門ソフトが必要でした。一方、汎用AIで問題を解決しようとしても、実務運用の段階で致命的な欠陥が生じていたのです。

具体的には「窓の数が変わる」「間取りとの整合性が崩れる」といった構造的な矛盾が頻発。現場からは「指示文(プロンプト)の作成が難しく、『AI感』が残ってしまい、実際の顧客提案には使用できない」という声が相次いでいました。これは、IT企業が建築実務の現場課題を十分に理解していないことが原因でした。

トップデザイナーが「現場の痛み」から独自開発

ARTISTIQUEの代表取締役・井上朝美氏は、大手ハウスメーカーの記念商品デザイン実績やキッズデザイン賞審査委員長特別賞受賞など、建築業界における第一線の経歴を持つデザイナーです。同氏は「現場を知らないIT企業が作ったAIの限界を打破したい」という強い動機から、自ら開発チームを率いて「real shot」を開発しました。

重要なのは、外部のシステム会社に依存せず、現場経験から生まれた要件を実装した点です。CADの正確性を保ちながらもAIの身軽さと品質を両立させ、プロンプト(指示文)を一切不要とする直感的なUIを実現しました。

急成長企業での実装実績

「real shot」の効果は数字で証明されています。ARTISTIQUEがデザイン監修を手がけた愛知県豊橋市の地元工務店は、創業3年で年商7億円、現在年商13億円へと急成長を遂げました。この企業では「real shot」が営業の標準ツールとして導入され、以下のような実運用での成果が報告されています。

  • 成約への直結効果:「先月は2組のお客様に申込を頂きました。間違いなくreal shotの成果です」

  • 顧客反応の向上:「写真と見間違うクオリティで、お客様のリアクションがめちゃくちゃ良い。もう元のCADパースには戻れません」

  • 競合優位性の確立:「絶対に需要があると思いますが、使用者が増えると自社の差別化ができなくなるかも?と心配になるほど」

こうした声は、単なる「便利なツール」ではなく、営業戦略そのものを変えるソリューションとして機能していることを示唆しています。

real shotの3つのビジネス特性

導入企業における高い成約率実績は、以下の3つの実務特性に由来しています。

1. 習得時間ゼロ・30秒で完成

時間帯や外壁材などをクリック選択するだけで、即座に高品質なパース画像が生成されます。特別なPC環境や長期の学習期間が不要で、営業担当者が顧客対応の現場で直接活用できるスピード感が特徴です。

2. 実在建材メーカーの品番指定に対応

ケイミュー、ニチハなど、実在する建材メーカーの製品を品番単位で指定可能です。これにより、顧客に対して「この建材で建てるとこのようになります」という、より具体的で説得力のある提案が瞬時に実現されます。

3. 元の設計意図を崩さない正確性

CADの構造やアングルを忠実に維持し、汎用AI特有の構造崩壊を防止します。建築図面の信頼性と提案資料の美しさの両立が、従来の課題でしたが、これを技術的に解決しています。

建築業界の「2024年問題」への応用

建築業界は長時間労働と慢性的な人手不足に直面しています。「real shot」のような効率化ツールは、単なる作業時間の短縮にとどまりません。営業・設計プロセスの効率化により、限られたリソースで売上と成約率を同時に向上させることで、業界全体の働き方改革を推進する可能性を秘めています。

加えて、同社はヨーロッパの建築家による英語版テスト利用も進めており、グローバル展開を視野に入れた事業拡大を検討しています。国内で実証された営業モデルが、国際市場にも適用可能であれば、建築・工務店業界全体のインフラとなる可能性があります。

自社への活かし方

建築・工務店業界に限らず、このケーススタディから学べる点は複数あります。

1. 現場課題から始まるプロダクト開発の価値:real shotは、IT企業による一般的なAI開発とは異なり、実務者の痛みを理解するデザイナーが主導した開発です。自社の業務課題を解決するなら、外部ベンダーの提案をそのまま導入するのではなく、現場ニーズに基づいた独自ソリューションの構築を検討する価値があります。

2. 営業プロセスの効率化は成約率向上に直結:提案資料の質と作成スピードの向上が、月2件の成約という定量的な成果につながった点に注目。自社の営業プロセスにおいて「ボトルネック」を特定し、集中的に改善することで、大きなビジネスインパクトが期待できます。

3. 競合優位性の時間軸を意識:導入企業が「使用者が増えると差別化が出来なくなる」と懸念している通り、革新的なツール導入の優位性には期限があります。同業他社に先行して導入・運用知見を積み重ねることで、中期的な競合優位性を確立できる可能性があります。

このビジネスポイント

  • 汎用AIの「構造崩壊」という現場課題を、現役デザイナーが解決したことで、実務価値を備えたツールが実現

  • 導入企業で月2件の成約増加という、営業成果に直結した実績により、ROI重視のビジネスパーソンの関心を集めている

  • 建築業界の「2024年問題」(長時間労働・人手不足)に対する根本的なソリューション候補として、業界全体の働き方改革をリード

  • 国内実績を基盤としたグローバル展開戦略により、業界インフラとしての成長可能性を秘めている

  • プロダクト開発から営業運用まで、「現場知」と「技術」を統合した事業モデルは、他業界のDXにおいても参考となる事例

同ツールは7日間無料・クレジットカード登録不要で体験可能です。建築関連の営業・設計業務に従事する組織は、早期の導入検討により、競合優位性を確立するチャンスが存在します。

【参考リンク】

  • real shot 無料体験:https://realshot.net

  • 株式会社ARTISTIQUE コーポレートサイト:https://artistique.co.jp

引用元:レターリリース